6分間歩行テスト(6MWT)

時間内歩行試験カタログ Androidデバイス版.pdf6分間歩行テスト(6MWT)

6分間歩行テスト(6MWT)は患者が6分間でできるだけ長く歩ける距離(6MWD)を測定する試験です。

6分間歩行テスト(6MWT)によって得られる6分間歩行距離(6MWD)、SPO2、Pulse等の測定データはCOPDや呼吸器疾患患者の回復時期、その見込み予測の把握に役立つことが数多くの報告により知られています。

本ソフトウェアは2002年にアメリカ胸部学会(ATS:AmericanThoracic Society)の6分間歩行についてのガイドラインをベースに、パルスオキシメータの測定データ受信、患者歩行情報入力、患者リスク管理をリアルタイムで対応します。 終了後に患者歩行テストデータをPCのアプリに取り込み、歩行トレンドグラフ、データ管理、報告書作成等の作業を効率的に自動化する専用ツールです。

>

1,時間内歩行試験カタログ_Androidデバイス版.pdf (0.6MB)
2,時間内歩行試験カタログ_ケーブルDL版.pdf (0.6MB)
3,時間内歩行試験カタログ_PC版.pdf (0.7MB)

時間内歩行試験(6MWT)の測定方式と機能

時間内行試験(6MWT)の測定方式と機能

Androidデバイス(スマートフォン・タブレット)によるリアルタイム歩行テスト

Android画面2.jpgAndroid画面12.jpg

<パルスオキシメータのデータ(SpO2・Pulse)をAndroidデバイスに送信、患者のリスク管理、測定データの受信、患者情報入力をリアルタイムで対応します。 終了後に測定データ、患者情報をPCのアプリにDL、歩行テストデータグラフ及び報告書を自動作成します。

パルスオキシメーター単体使用による歩行テスト

PC_DL画面.png歩行テスト画面.jpg

<歩行テスト終了後にパルスオキシオキシメータのメモリデータをPCにダウンロード、各患者歩行情報を入力して歩行テストデータグラフ及び報告書を作成します。

PCによるリアルタイム歩行テスト

SpO2パルスオキシメータのデータ(SpO2・Pulse)をPCに送信、患者のリスク管理、測定データの受信、患者情報入力をリアルタイムで対応します。
終了後に測定データ、患者情報から、歩行テストデータグラフ及び報告書を自動作成します。


豊富な設定パラメータ項目

歩行テスト画面.jpgパラメータ画面.jpg

<パラメータの変更により歩行テスト方法、取得データの入力、評価、管理、編集が可能です。


SpO2・Pulseの回復時間取得

SpO2歩行前安静時のSpO2,Pulseのベース値を算出、歩行中に変動したSpO2およびPulseの各値が歩行終了以降、ベース値に戻るまでの時間を回復時間としています。

この回復時間の値はトレンドグラフ上でSpO2,PRの推移と共に安静時間帯でマーカーラインと共に確認することができます。

またリアルタイム測定時では歩行終了後以降、安静時間内に回復しなかった場合には回復時間取得まで測定を続行する自動延長モードが用意されています。


6MWTグラフの全スパン表示

6MWT6MWTグラフは予め任意に設定されたテスト時間幅(前安静3分、歩行6分、後安静3分)で表示されます。

"6MWTグラフの全スパン表示"ではパルスオキシメータの電源ONからOFFまでの全測定データ表示の中でテスト時間幅(前安静3分、歩行6分、後安静3分)を表示します。

歩行前安静時間以前の測定値及びテスト時間幅をオーバーした時間以降の回復状況の推移確認が可能となります。


患者過去データとの比較グラフ

データの推移最新の測定により作成した6MWグラフ上に過去に測定されたグラフを重ねてデータの推移をみることができ、比較対象と選択数は自由に変更ができます。

選択リストに表示される条件は患者名、歩行テスト時間、測定間隔の3項目が同一であることです。

また選択された患者グラフの回復時刻が歩行後安静時間以降にある場合はその選択したグラフ幅に合わせてグラフスパンが変更され、歩行後安静時間以降の回復時刻を表示します。

選択された最長測定データにスパンを合わせることにより、回復時刻を含む全ての比較を可能とします。


ラップタイムと歩行距離

wt02-raptime.jpgラップタイムの測定は歩行テスト用のトラックの1周または複数周毎の予め決められた距離で測定されます。

本ソフトでは最大30データの取り込みとそれぞれに歩行距離を設定できます。 周回毎の歩行距離とタイムから分速度及び時速度を算出し、歩行開始から終了までの負荷を示すトレンドグラフを表示します。

また過去に測定されたグラフを重ねてデータの推移をみることができます。
ラップタイム以外に各種解析項目を用意しています。


患者情報データの集中及び分散管理

患者情報データ作成された作成された患者情報データは通常6MWのソフトがインストールされているPCの指定フォルダに格納されます。

LANで接続された環境では表示されるダイアログウインドウから他ののPC、フォルダ等を選択、データの書き込み又は呼び出しが可能となります。

各グラフ画面一例

  • 患者情報データ
  • 患者情報データ
  • 患者情報データ
SpO2、PR回復時間、歩行距離、分速・時速等


各プレビュー一覧

  • ハンディ端末機
  • ハンディ端末機
  • ハンディ端末機
プレビュー画面からi印刷、CSV変換、PDF変換機が可能です。

その他 機能一覧

1. データ評価

  • SpO2、脈拍値、休憩時間、ボルグ値(胸部、下肢部)を含むトレンドグラフ及び全スパン測定データの表示
  • SpO2、脈拍値グラフスケールのマニュアル及びオートレンジ機能
  • 同一患者の複数の過去データとのトレンドグラフによる比較
  • SpO2、脈拍数、ボルグ値の歩行中データ(Max、Min、Ave)をリアルタイムで表示
  • 歩行開始から終了以降連続測定によるの歩行テスト時間幅外でのSOp2と脈拍数安静回復時刻マーカーの表示
  • 歩行テスト時間幅内でのSpO2、脈拍値の回復時刻表示不能時の対応として全測定データ
    表示切り替え機能による安静回復時刻表示
  • 開始、終了、解析、中断、休止、ラップタイムの各時刻表示
  • 歩行距離における達成率と予測歩行距離の表示
  • レポートの印刷及びPDF出力
  • 測定データの印刷及びPDF出力
  • 測定データのCSV出力


2. データ入力

  • 患者情報登録
    ID、名前、性別、生年月日、身長、体重、BMI、診療科名、担当医師、理学療法士
  • 測定予定患者リストの事前作成
  • 任意に20の検査項目名の作成(数値 or 文字データの選択)
  • 血圧値、酸素流量、MRC、GOLD、歩行距離、血液ガス値
  • 歩行テスト中のコメント入力(登録文字より選択)
  • 歩行テスト中の休止時刻及び休止時間の10データ(レポート表示はMax 4データ)
  • 歩行テスト中のラップタイム30データ(レポート表示はMax 4データ)
    手動ボタンのONまたはBluetooth通信による自動カウント
  • 歩行テスト中のボルグ値(胸部、下肢部)入力
  • 使用パルスオキシメータの通信設定情報


3. 測定パラメータ設定項目

  • 開始前安静、歩行、終了後安静の時間幅(個々に1~30分/1分単位)
  • ボルグ値Y軸目盛のレンジ選択(10 or 20)
  • ボルグ値の表示/非表示
  • 歩行終了後の回復時間(SpO2、脈拍値)を算出するための歩行開始前ベース値の選択
    ①行開始前1分間平均値、②開始前安静時間の平均値
    ②Max SpO2 / Min 脈拍数
  • トレンドグラフ上での回復時刻マークの表示/非表示
  • トレンドグラフのデフォルトY軸目盛レンジ(SpO2、脈拍数)
  • 予測歩行距離の計算式の選択
    ①アリゾナ大学呼吸科学センター論文参考
    ②慢性心不全治療ガイドライン(2010)参考
  • 歩行テスト中断時のマーク表示
  • SpO2、脈拍値のトレンドグラフ上に表示されるリミット値ラインの表示/非表示
  • 担当医名、担当PT名、診療科名、診断名の任登録
  • シリアルポート番号の選択(Max 10)


4. リアルタイム時設定項目

  • リアルタイム測定のON、OFF
  • リアルタイム測定の受信データ形式の選択
  • リアルタイム時の歩行開始失敗時のやり直し機能
  • リアルタイム測定の歩行開始モードの選択
    ①歩行開始前待機
    ②歩行開始前待機無し
    ③レンドチェック連続測定
  • リアルタイム時の歩行テスト終了時の自動停止
  • リアルタイム時の回復時刻取得までの自動延長測定
  • リアルタイム時の測定データリミット値アラーム設定
  • リアルタイム時のラップタイム、休止時間、ボルグ値設定、中断マークの表示/非表示
  • 各警告音の選択


5. データ管理

  • 全測定データと患者情報の保存と表示
  • 歩行テスト中断時における直前までのデータの保存
  • 測定日、患者名、測定時間等の複数項目からの検索機能
  • 登録済みの検査履歴一覧リストの患者名変更
  • 任意の患者データの他メディアへの転送及び呼び込みと表示
Menu